芋虫の誕生(サトイモ2)


  
サトイモに大きなイモムシ!!  芋に着くから芋虫!!  うーむ納得です。
芋虫と呼ばれている蛾の幼虫はスズメガ科が多いようですが、サトイモにはヤガ科(毛虫が多いが)の芋虫のヨトウムシもよくつきます。
なるほど、こうやってサトイモ畑では芋虫が生まれてるのかと発見です。
  
改めて芽蒸かしの頃の芽も確認してみました。そのときには気付かなかったけれど、この時にも巻かれた状態で出てきていたようです。
この時は芋虫ではなくて尖りコーンで。そして巻かれた葉っぱが開ききってないころから水玉遊びが好きなサトイモでした。
〈 このような尖りコーンやネジリン坊はアサガオの蕾でも見ました 〉

その後の毛虫の状態はぐーと背を伸ばして、たたんだ葉をコウモリ笠を開く時のようにバサッと広げて梅雨の準備OK!
 

開いた葉っぱや伸びてきた茎で品種が判ります。
茎に朱っぽい色素が見えるのが”セレベス(赤芽)”で、芽吹きも紅く染まってます。
  
 緑が濃くて葉っぱも緑なのが”土垂れ”です。
そして、茎が茶色っぽい”ヤツガシラ”はズイキとして茎も食べられます。
       食べることができる芋虫ってことでしょうか!?

ところで、今回見かけたイモイモは黒っぽいセスジスズメの幼虫でした。

イモムシさんが羽化したようです。クリーム色の大きなデフィルスに変身しました。
 
サトイモの花をみることができるのは珍しいことということですが、いっぱい咲いています。
この様子では芋の栄養が花を咲かせるためだけに使われたのかと考えたくなります。
花が咲くのは種芋が大きかった場合という説も聞きますが、
いろんな株でまた小さな株でも咲いていることから、7月に気温が高かったことの方が誘引かと思われます。
その頃には乾燥が心配になってあわてて敷きワラしたのですが、8月は長雨でタイミングアウトでした。
 結実状況はかなり歯抜けで疎のようです。
 

秋に収穫した里芋でシチューを作ってもらいました。


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