フォーシーズン(シキミ)


シキミの葉

シキミの新芽
 


山採が少なくなり、最近は栽培ものばかりのシキミ(和歌山ではシキビ又はコウノハナ)です。

 果実を含め全体にアニサチンという神経毒成分が含まれ、
 その毒性の強さから「悪しき実」 また、果実が重なって着くことから「重実」が名の由来。
 (収穫や剪定時など、幹に傷をつけると特に強い香りがします。枝葉の強い香は死体臭を消すためとか。)

親父が畑に植えてくれてたお陰で、親父の墓には欠かさず供えています。
そのように All Season 利用していると年中芽が出る 四季芽 であることに気付きます。
また、たくさん芽が出てくる重芽(茂芽)です。

花がとってもやさしくて、大日如来やお釈迦様を連想してしまいます。


アニサチンは果実にも含まれるとのことでしたが、ヤマガラがやってきて実をたべていました。
生ではなく、弾けた実には毒がないのかもしれません。

シキビに勝る華として、ツルシキビ(ミヤマシキミ)
和歌山でもめったに供えることができません。
シキビ10本よりツルシキビ1本と聞いていますが・・・。

しかし、私はやっぱり香のいい四季芽です。

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