黒い玉が(ハマヒサカキ)

 
白い花を付けているハマヒサカキを見てると、黒い実を付けたのと付いていないのがありました。
しかし、もっと近づき花の形を見てみると雄しべの花の樹と雌しべの花の樹があることが判明しました。
〈雌雄異株、しかも実が熟すのに一年かかるようです。〉

 ヒサカキは海岸から離れたところに多いことと、葉の盛り上がりが反対であること。花の時期が春に咲くことで秋咲きのハマヒサカキとは異なります。
 関西ではビシャコと呼ばれ、シキミとともに仏壇や墓に供えられ、和歌山では林内や山村の畑で育て出荷しています。北日本では仏用ではなく、サカキの代用として神さんに供えるようです。

雌花〈右画像〉
雄花・雄花・蕾〈下段〉

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