セイタカアワダチソウ
アメリカでゴールデンロッド(金の鞭)と呼ばれる背高泡立草の群落を形成する秘密の
アレロパシー(Allelopathy)は根や地下茎から発芽を抑制する物質を出し、
地下茎で繁殖できる自分だけの世界を創ってしまいます。
しかしこの物質が蓄積しやがて自滅も!! (アレロパシ−は他の植物でも存在し、たとえば桜の樹の下に桜の稚樹は見えないというようなことも同じです。)

セイタカアワダチソウは虫媒花で、飛ぶのは綿になった実でした。
遅秋の密源として養蜂業者が種子を蒔いたことが大発生のきっかけになったとも言われています。
セイタカアワダチソウの花が花粉アレルギーを引き起こすと言われたのは30年ほど前、
真犯人は同じ頃に咲いている小さな棘のある花粉の風媒花のブタクサやスギでした。 |