思い込みの密(なんたん蜜姫)


  幻のサツマイモと呼ばれる「なんたん蜜姫」の小さな芋を2ヶゲット。
「なんたん蜜姫」は和歌山の潮岬周辺でしか栽培されておらず、
一般には手に入らないことから幻のサツマイモと言われています。
おそらく、気候や土壌に敏感なのかもしれません。

芋ヅルが売っていないので自分で作ることに・・・・。
4月に入った頃、40度の温浴の後、プランターに半分埋めてビニール被覆で保温。
紅い若芽がでてきましたが、その後の芽の伸びが遅くて定植できたのが7月初めになってしまいました。
皮が白っぽい芋と紅い新芽は、以前育てた安納芋に似ています。
こりゃ安納芋に似て、しっとりとした蜜味が期待できそうです。
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定植後は活着もよく、蔓も伸びてきました。
肥料は全く入れていないのですが、葉っぱも元気です。
多少粘土質の土壌なので、肥料が効いているのかも・・・。


定植が7月と通常の栽培より1ケ月遅かったので、収穫を11月まで延ばすことにしました。
 
右端の紅いのはシルクスイートで並べてみると、「なんたん蜜姫」の白さが際だっています。
 大きな芋のひび割れは収穫が遅れたためかと思います。
 さて、レンジでチンッしてみるとさらに白くなったようです。
安納芋も皮が白かったけれど、中見は黄色かったと思います。
食べてみると食べやすいのですが、安納芋のようなねっとりした蜜が感じられません。
すこしジャガイモっぽい味もします。

あわてて食べず熟成させると黄色っぽくなるのかもしれません。
育てた土壌や日照にも関係あるのかもしれません。
しかし、美味しいことはとても美味しい!!
考えてみれば、蜜は黄色っぽいもので、紅い芽が安納芋に似てるので、できる芋も安納芋みたいだと思いこんでいただけで、
他の芋よりはるかにうまいという「紅はるか」は白い芋でした。
「なんたん密姫」に思い込みの黄色い蜜(密)を感じないのはコロナ渦の今、むしろ歓迎です。
「紅はるか」を遙かに超える味をいただくことができました。

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