わずか1〜2年で(マルバツユクサ)


 
ツユクサと同じ様な花ですが、少しツユクサと違うなって違和感。
花が小さくて、紫も薄めのマルバツユクサ
葉先が丸っぽいことと葉幅が広くて葉縁に縮れも入って柔らかそうです。 
並べてみると
         葉っぱの大きさと花の大きさが反比例しています。
(おやッ ツユクサになんか付いてるッ(アカガネ)コハナバチさんでした。)

 

 食事中のイナゴの幼体がこちらを覗いてます。
鞘だけでなく、葉っぱや茎にも細かな短毛がビッシリ生えてて、これでは舌触りがよくないでしょう。
でも朝露は丸く付着するので、暑い日のイナゴのペットボトルとして役に立ちそうです。

マルバツユクサは、海岸近くには昔からみられましたが最近白浜町の山間部ではここ1〜2年で急に増えました。
繁殖力の強い外来植物の中でもインバウンドではなく定住希望です。
そのための能力は抜群で、コロナ禍でも増えるばかりです。
引っこ抜いてもすぐ枯れず、下段左画像のように各節から新しい根を伸ばして活着します。
また、土中の根っこに閉鎖花を付け、種子を着けるため
草刈りをしても翌年にまた芽をだしてきます。
 

引き抜いた根っこには落花生のように種子をたくさん着いています。
剥いてみると大きなタネと小さなタネが入ってます。
 

この状況からみるとグランドカバーとして優秀な能力がありそうで、
                 しかも、柔らかな風情はけっこういけそうですが・・・。
      このままにしておくとケッコウ背が伸びて、刈った後の処理も重たい。
 


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