
普段はひっそりと隠れるような存在の蘭も、花時には鮮やかにアピールします。
カヤランもその一つで、自分の体に比べてずいぶん大きな花を咲かせます。
杉の樹などの高い枝に着生するカヤランの繁殖は、種子によるものが主だと考えられます。
このカヤランは紀美野町のOさんに戴いたものですが、ヘゴ付けされ、元気な根を張り巡らせています。
生育が遅く、空中湿度を欲するため、このようにりっぱに育てられたものはめったにお目にかかれません。
来年も同じようなきれいな花を咲かせるのが私の努めですが、湿度を保つため、吊す場所は地面近くとします。
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