田辺市龍神村「立花川大橋」の上流の広い岩盤の河原は
平成23年9月の台風12号の日高川大洪水で土砂が剥ぎ取られた痕跡でしょうか?
両岸には洗われた木々の根っこが見られます。筋になった白い岩脈も見られるので降りていってみました。



黒っぽい部分も、白い岩脈も泥岩のようです。色が異る層になっています。
隆起前に太平洋で堆積した四万十層群(日高川層群)なのでしょう。
平成23年の災害時に露出したものならまだそんなに経っていないはずなのにもう風化が進んでボロボロと剥がれます。
川の近くは元々から土がなく、岩盤が露出してたのでしょうが
樹が生えています。亀裂の多い基岩に適応した根を持っているのでしょう。
また、その樹の根元には苔も生えていましたが、
土石流にも流されずに、ここにしがみついた
カワラハンノキやスナゴケの生命力に驚かされます。

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