爆ぜる(ハゼノキ)


温かでキレイに紅葉する樹種が少ない紀州では珍しく、山が爆ぜたように派手に染まるハゼノキ
〈名前の由来は陶器の色づけのハニシメから来たとのことで、山が爆ぜるわけじゃなさそうです。
ただ、高野山の護摩木の高級品はハゼノキらしい。
それは燃えるときにパチパチっとよく爆ぜる音が出るためと聞いています。〉
ハゼの実から木蝋を採ったので美里町ではロウノキと呼ぶ方もいます〉


ちなみに
爆ぜるに由来する植物は次のハゼラン
 
細長い茎先に着く小さな花や蕾が爆ぜる線香花火のようなので、そう呼ばれるようです。


ハゼノキはかぶれることあり、素手では・・・・。


そのハゼノキにそっくりさんの中軸に翼があるヌルデもハゼノキと同じように紅葉します。
葉っぱにイボがたくさん付いて、こちらの方がかぶれそう。
〈このイボはヌルデノシロアブラムシが寄生してできた虫こぶで五倍子(ゴバイシ)といい、タンニン酸の原料〉
           
 
果実の表面には塩分があり、なめると塩辛くとのことですが、試したことはありません。
また、ハゼノキのようにかぶれないとのことですが、試したことはありません。
でもなんだかなめて欲しそうな顔のヌルデの実

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