徳寺(大きなビャクシン)


田辺市「善徳寺」の鳥衿や巴瓦の
竜胆車(リンドウクルマ)は西山浄土宗の宗門です。
その善徳寺の山門をくぐると大きな大きなイブキビャクシンの樹
相当の樹齢で、善徳寺の創建が元亀2年(1571年)頃とのことなので、
その頃この樹が植えられたとすれば、約440年生

きっと天然記念物かとあたりを見渡しましたが何の立て札も見つけられません。
手続きが面倒だとお寺が指定を断ったとの話ですが、
せめてこの大木とお寺との関わりがしれたらなと思いました。


その、大木の木陰に弘法大師空海の腰かけ石と言う標石が建ってます。
たくさんの石が並べられてるので、どの石に腰掛けたのかなって探すと
手頃な高さなのが標石の後ろにあり、おそらくこの石ではないかと思われます。
弘法大師がこのビャクシンの木陰で休んだのかなと錯覚してしまいますが、
聖徳太子(774〜835)の頃は、この寺の創建(1571)よりずうっと昔、
また、このお寺は瓦の宗門でわかるように西山浄土宗だから、真言宗の弘法大師とは宗派が異なります。

本堂の入り口の龍の彫り物

 ぼけ除け地蔵さんもありました。

 釣鐘堂も立派です。