善名称院(六紋銭)

九度山町「善名称院」は別名「真田庵」とも呼ばれます。




山門の扉にある「六紋銭」に始まり、いたるところ「六紋銭」です。
真田昌幸・幸村父子の屋敷跡に大安上人が(寛保元年1714年)に建てられたお寺です。


真田父子が暮らしていたのはこのお寺が建てられる前の屋敷のはずですが、
八つ棟造りの三層の本堂はお寺というよりはお城といった方がよさそうな感じがします。
鬼瓦は菊の紋章でした。

真田庵に落ちた雷を真田幸村が封じ込めたという井戸


真田昌幸の霊をお祀りする大権現で、この地域の守り神
もちろん、鬼瓦は六紋銭

裏門の飾り蓋は菊

真田庵から少し東へ行ったところに真田古墳があります。
実際は古墳時代後半(4世紀頃)の古墳ですが、地元の人々の間ではこの地点から真田庵までつながる「真田のぬけ穴」と言い伝えられています。