深専寺(大津波の記憶)

   
湯浅町の「深専寺(じんせんじ)の山門左前に高さ1.8m、幅62cmの石碑、「大地震津なみ心え之記碑」
嘉永7年(安政元年1854年)の南海大地震による津波の概要を記したもので、その時の被害の状況や
地震の時には津波がやってくるので深専寺の門前を東に向かい天神山の方へ逃げよと記されています。
〈平成23年7月5日、津波はありませんでしたが、広川町、湯浅町、日高川町を中心に震度5強の地震があり、当寺で約20基の墓石に被害があり、
和歌山市でもずいぶん強くゆれ、南海地震の前兆ではと心配もしました。
多くの方からメールや電話をいただき、ありがとうございました。私の周囲は大丈夫でした。
それにしても、石碑の防災教訓を活用する日が来ないよう祈るばかりです。〉

本堂の上にはシビかと間違えた大きなおおきな大きなシャチホコ(高さ1.8mとか)
橘の家紋入りの鬼瓦も載っています

 
子供でしょうか? 角はありませんが、牙は見えます。


釣り鐘堂の屋根の打ち出の小槌と、その前の塀の上の虎です。

山門の前には、かつてこの寺には熊野詣での皇族も泊まったといわれる看板も・・・・。
お寺の前が熊野街道です。