粉河寺(お前たち)


粉河寺は宝亀元年(770年)大伴孔子古(おおとものくじこ)により開かれた天台宗系粉河観音宗の総本山。
天正13年(1585年)秀吉の紀州攻めにより全山消失し、その後再建。

大門中門をくぐって、粉河寺本堂(国指定重要文化財)へ
西国三十三箇所の寺院のなかでは最大級、再建されたのは亨保5年(1720年)
本尊は千手観音だが、ここに安置される千手観音像は「お前たち」像とされ、真の本尊は本堂下の地中に埋められているとのこと。
なお、本堂手前左右に巨石を並べた枯山水の庭園は桃山時代の上田宗固の作で日本の庭園の中でも他例のない様式。
 カラスは経ノ巻が大好きなようです。
  
 目が光っているように見えます。
  

大門をくぐるとすぐ目の前にある不動堂
下の画像(左から右)のようなズーム(ッンッンッン・・・と)が私の視線です。
  

仏足石「お釈迦さんの足跡がきざまれている紋様は千輻輪相をあらわし、その大きさは人徳の偉大さを象徴しているとのこと。
うしろの碑は江戸時代の傑僧願海上人の筆(看板に記載されている)
 

   
地蔵堂は 小さなお堂なのに鬼の瓦がばらえてぃに富んでいます。

和を以て貴しとなしから始まる「十七条の憲法」を定めたという聖徳太子をお祀りする太子堂
  


   薬師堂とそこの鬼達
 
薬師堂の横の「石造り地蔵菩薩」と
薬師堂の前の「踞木地の楠」(紀の川市指定自然保存木平成9年4月24日指定)
この楠は粉河寺の開祖(宝暦元年(770年)大伴孔子古がこの木に踞(うずくま)り下を通る鹿を狙った・・・」といわれています。

   
六角堂の手前の桜は「湯浅櫻」と命名されていました。
湯浅の住人藤原宗永が粉河寺のご本尊である千手観音のおつげによって植えたものとのことです。


粉河寺千手堂(国指定重要文化財)
宝暦十年(1760年)建立。正面に千手観世音菩薩、
その両側の祭壇には紀州徳川歴代藩主とそのゆかりある人々の位牌が安置されています。
   

御供所では鳩が待っていました。