紀伊風土記の丘(旧民家)


 
紀伊風土記の丘では昭和46年(1971年)に移設された旧民家が保存されています。
藁葺き屋根の農家〈旧小早川家と旧谷村家〉と
下段のような瓦屋根の民家(商家と漁家)です。

その瓦屋根に鬼瓦が載っていたのでデジッてきました。
鬼瓦もきっときっときっとその年代のものでしょう!!
(2軒の建築年には58年の差がありますが、鬼面の数珠掛け模様がそっくりです。
すこし疑問で、勇気を持って尋ねたら、瓦も一緒に移設したとのことで、大丈夫。)


旧柳川家住宅
前倉は、海南市黒江の漆製品の製造と販売を営んでいた商家で、文化4年(1807年)の建築。


玄関前は格子が入っています。中庭の離れは住居でしょうか。


お店の奥に吹き抜けの炊事場、天井に煙りを出した窓がありました。

続く中庭に井戸、風呂、トイレです。



密集した地域での住宅には火災に強い瓦屋根です。
水の鬼瓦にその願いが込められています。


旧谷山家住宅は、海南市塩津浜の漁家で寛延2年(1749年)の建築。


 

網などの漁具が並んでいます。