角の数について(「和歌山の花と虫」的考察)
普通、鬼の角は2本だろうと思っていたらとんでもない。 角の生えていないものや、3本以上も生えている鬼面もあります。
角のない鬼面は、鬼瓦が神獣を象ったものから進化したことをうかがわせます。
龍にも2本の角と爪があり、龍のその強大な力を鬼面に取り入れたいと考えたことも想像できます。 |
その後の鬼面鬼瓦は、より鬼らしくという発想から発展してきます。 鬼師と呼ばれる人たちの探求と創作で迫力と芸術性も高まってきます。 その鬼のイメージは鬼門の丑寅の方角から、牛の角と虎の牙と爪を連想したもの。 通常の鬼面は2本角です。 その2本角の鬼は、うる星やつらのラムちゃんのように浮気をするととても怖い形相になります。 |
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