雪隠詰め(コウカアブ)

1一または9一の場所での詰めが雪隠詰め。(雪隠とは便所のこと)

 便所は釜戸、井戸などとともに霊界とこの世をつなぐ空間で、便所神が祭られる。だから神に手向けるため花も飾ります。
 また、便所に落ちると名前を変える風習は、一度他界に行って来たことになるから、新たな霊魂に新しい名前を付けると言う意味。

 現在はトイレとしか言わない便所も、昔は雪隠(セッチン)、厠(カワヤ)、後架(コウカ)などと呼ばれていた。

そこで、便所虫というと、うかんでくるのがこの二つ。

 くみ取り式の昔はたくさんいた幼虫がセンチムシのコウカアブ(左)、それと下水溝など汚泥で発生するオオチョウバエ(右)。 最近はオオチョウバエをたまに見かけるぐらいか!?〈不浄の虫だ〉

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