もぐさ(ヨモギ)

群生するヨモギ。発芽抑制アレロパシー作戦成功です。

このように、四方に地下茎を伸ばすことから四方草(ヨモギ)ですが、
もちろん、自分はたくさんの花をつけて離れたところにも新天地を築きます。
〈荒廃地の斜面などの緑化のためにヨモギの種子が混合されることもあります。〉

モグサは茎や葉の裏につく絹毛を集めたもので、よく燃える木(ヨモギ)に由来するとの説もあります。
白い綿(ヨモギクキワタフシ)がついたヨモギを見かけることがありますが、これはモグサではなくてタマバエ(ヨモギワタマバエ)が寄生したもの。

ヨモギクキワタフシ

ヨモギワタタマバエ
茎じゃなく葉っぱにも、茎のヨモギワタタマバエがたくさんの幼室(たくさんの幼虫)なのに、葉っぱのヨモギシロケフシタマバエ1幼室(1幼虫)
ヨモギハシロケタマフシ

ヨモギシロケフシタマバエ



ヨモギにはたくさんの種類があるようですが、仮托葉があればヨモギです。


仮托葉がないヨモギかなと思ったのですが、実はこれはメハジキ

 葉っぱがニンジンにも似ているヨモギ
この葉を揉むと独特の匂いがあるということで、クソニンジンと呼ばれます。
〈でも、そんな変な臭いではアリマセンヨ!!

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