紅い葉な(ポインセチア)


葉が色付く現象は、葉っぱの始まりと終わりに見られます。
緑の葉緑素が完成していないためなのか?、皮膚のメラニンのように若い芽を守るためなのか?
多くの植物に見られる芽吹きの紅ですが、ベニシダ月下美人ツバキは特に頬を染めて芽吹きます。
〈下段は、ベニシダの紅 そして月下美人の紅・ツバキの紅です。〉
     


 
そしてカナメモチも紅く染まりますが、やがてイリュージョンの白いカーテンが散ってしまえば緑の葉っぱに変わります。
  

 ポインセチアの赤は葉っぱではなくて苟(ほう=花のがくが変化したもの)、だから極端な短日植物のポインセチアを日当たりの良い庭に植えておくと、クリスマスになっても緑の葉っぱのまんま。

〈ポインセチアは赤だけでなく、黄色なども目につきます。〉

 
 紅葉は落葉広葉樹の散る前の現象で、葉っぱが正常に働かなくなる朝夕の気温が8度以下になると、
葉緑素(緑)
に替わりアントキアン(赤)カロチノイド(黄)タンニン(茶)が目立ってくる現象です。

〈下段はモミジの紅葉と花の赤、そしてピンクの種子です。〉
  


 ハツユキカズラオカメナンテンも赤く色づきますが春になると元に戻ります。またスギやヒノキの針葉樹も冬になると色が赤茶けますが、春になると元の緑に戻ります

〈このような紅葉については、ロドキサンチンという色素が蓄積するためといわれています。〉
  

 冬に赤くなる苔にアカイチイゴケがあります。胞子の柄も赤いみたいです。
   

赤くなくても随分蛇なのに、さらに怖くなるのが、ジャゴケの赤です。
      

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