合 掌(コウヤマキ)

高野山などちょっと涼しいところでゆっくりと育つコウヤマキ
仏華として水が枯れ揚がってもしばらくは青々としてるから、ご先祖様に不義理の時に重宝しています。
(クロマツ)と同じ針のような葉っぱですが、松の葉と違って
2本の葉っぱが離れず一本になっているため、人魚の尾ひれみたいにも、両手を合わせお祈りしてるみたいにも・・・見えます。

コウヤマキの材は腐りにくいことから風呂に使われますが、私の家では未だ湯桶だけしかありません。


松の葉


葉裏から見たコウヤマキ


高野槙の湯桶

イヌマキは、樹形が整い易いこともあり、庭木や垣根(ミカン畑の防風)に使われます。
マキの葉っぱで作った手裏剣や、やがて赤黒く熟した果実は小学校の頃の
甘酸っぱい思い出です。(緑の部分が種子で食べてたのは花托)

コウヤマキに比べて、イヌマキの「イヌ」は役にたたないということでしょうが
今年は戌年、イヌをうまく活用できる年にしたいと思います。

天を向いて葉を付けるラカンマキ
そのため葉裏が見えやすく、白っぽくみえます。
イヌマキの園芸品種で庭木によく使われています。
右画像は花の様子

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