なが〜く(カンアオイ)

ギフチョウの食草として知られる カンアオイです。

 斑入り葉に変化が多く、全国にマニアがいますが、花弁のように見えるのは萼、葉っぱに隠れ、背がなく、地面に埋まったように咲く花に「こんなせえ無い(和歌山弁でつまんない)花、どこがいいの」って、妻に馬鹿にされています。〈馬鹿にされているのは、花ではなくこの花を育てている私ですが・・・〉
 しかし、キノコのような花はキノコバエに受粉を手伝ってもらったり、地面に埋まったような咲き方は、種子にアリの好物のカルンクルをくっつけて、アリによって種子を散布させようとする理に適った咲き方なんです。花の期間も結構長いからなが〜く楽しめますよ!!


セアカキノコバエ


茂り過ぎて花が見えない、アケボノカンアオイ

花の洞窟の中がどうなっているか確かめたくてひとつ割いてみました。
魅惑のゾーンです。

龍門山に自生するアツミカンアオイ

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