追伸(フヨウ)

種子

グレープ(さだまさし)が歌っていた「追伸」という曲がありました。

ナデシコの花が咲きました。芙蓉の花は枯れたけど・・・。
あなたがとても無口になった秋に・・・♪
グレープが好きだった私ですが、芙蓉もナデシコも同じ暑い頃に咲くんじゃないかなってって思いながら、歌っていました。

〈左画像〉芙蓉とそっくりなのが木槿(ムクゲ)です。
 葉っぱが大きな掌状の芙蓉に比べて、小さく卵形で、花柄が短いのがムクゲです。
〈右画像〉ハマナデシコは紀伊半島の海岸縁で初夏から見られます。
〈ナデシコは秋の七草の一つです。〉
〈その秋の七草は下の画像で〉

秋の七草は万葉集に山上憶良が「萩の花 尾花(ススキ) 葛花 なでしこの花 女郎花(オミナエシ)、また藤袴 朝がほの花(キキョウ)」と詠んでいます。
〈秋の七草は日が短くなる秋に咲くので短日植物ですね。〉
〈歌が詠まれた奈良時代にはアサガオはなく、中国からきたのは平安時代〉

秋にはまだ早い、残暑の厳しい盆頃からみかける女郎花。もうセイタカアワダチソウかと間違えます。
昔は白米を男が、粟米を女が食べ、粟米をオミナメシ(女飯)と言ってたことに由来。
〈右のオトコエシは白米に見立てられる白い花です。〉

春から初夏にかけて咲く
ヒナギキョウ
キキョウ
桔梗も梅雨明け頃から咲いていて秋にはもう見られないことが多いように思います。

尾花(ススキ)は中秋の名月頃にならないと見られません
下の葛も含めて、3種は私の中でまさしく秋です。

萩はマメ科です

 もムラサキ色で秋はムラサキが多そう。
藤袴
ヒヨドリバナによく似ていますが、下の方の葉っぱがオミナエシに似て3裂しています。

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