蓮っぱ(ハスノハカズラ)

   
和歌山ではずいぶん山へ入ったところでも生えています。
小さな目立たない花を付けているハスノハカズラ
秋には赤い実が目立ちます。
蓮のように、葉柄を立ち上げて葉っぱをつけることからハスノハカズラと名付けられています。

 
アオツヅラフジはハスノハカズラと同じツヅラフジ科ですが、
こちらは葉っぱが立っておらず、熟すと白い粉をふいたような青い実になります。


ハスノハカズラの由来になったハス、(下段は緑花センターの蓮池のハス達です。)


〈蓮の葉には盆の供え物を盛りますが、これを売る商売を「蓮葉商ひ」と言われ、
このことから蓮っ葉という言葉は短期間しか商売できない、浮ついたとか軽はずみという意味に転訛していったといいます。〉
〈ハスは、蜂の巣(はちす)にも似た花托が名前の由来といわれます。〉

蓮の実を、昔はおやつ代わりに食べてたという布引のさんが届けてくれました。

表皮を剥いで食べてみると、
「小さい頃からビールが好きだったの!?」って
想ってしまうほど、味はピスタチオ。

けっして”はすっぱな味”ではありません!!
割ってみると、
いつでも光合成ができるような濃い緑色の芽が入ってます。
2千年も(古代ハスのように)眠らねばならないかもしれないのに、ずいぶん用意のいいことです。

〈蓮っ葉の真実は、イザッというときに準備ができている葉のことでした。〉

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