罠檻(イノシシ)

11月15日の狩猟解禁日から2月15日までが野生鳥獣の猟期です。
昔は多くの人が鉄砲を担いで、シシ撃ちに入りました。
〈ちなみに紀州犬は今でもこのシシ撃ちの相棒として最高。〉
最近ジビエとして料理に使おうという動きもありますが、
現在は、、趣味の範囲も拡がり、シシ肉じゃなくても肉は売っているし、
高齢化と過疎でマタギが少なくなりました。

そのお陰で我が物顔のイノシシたちですが、
作物被害対策のため罠檻が仕掛けられました。
〈美里町O氏の現場から〉


檻にかかるのは、決まって幼獣とそれに連られて入るメスとのことですが、珍しくオスがかかったとのことです。
そのオスの牙をO氏に見せていただきました。
長さは途中で切ったのでこの倍くらいあるとのことです。
 
 イノシシの大きな牙は下あごの犬歯が大きくなったもの。
牙はナイフのようで猟犬を切り裂くほど鋭く尖っているためキーホルダーにするにはヤスリで削る必要があります。


下の画像は、イノシシに関係深い植物です。
シダの仲間のイノデは、たくさんの毛(鱗片)がイノシシの手(脚)に似ているから猪手。
イノデにはたくさんの種類がありますが、ただいま勉強中です。
         
 
引っ付き虫イノコズチの名前の説には、
猪子槌で節が膨らんでイノシシの膝に似ているから・・・と、
〈膨らむのはイノコヅチウロコタマバエの虫えい〉
イノシシの子に実が付く猪子付き・・・の2通りの説があります。〈貴方が信じるのはどっち?〉

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