利き腕(ハクセンシオマネキ)
ハクセンシオマネキの雄は大きなはさみを持っています。 そのはさみを上下に動かして、雌を誘うための長州小力のパラパラのようなダンスをします。 この行動を、潮招きとの表現ですが、なかには陸に向かって腕を振っているのも見かけます。英語ではFiddler club(バイオリンを弾くカニ)、どちらも言い得て妙。 食事は小さな方のはさみを使いますが、大きい方と小さい方のどちらが利き腕なのでしょう。 〈大きなはさみが“白いおうぎ”に似ているので“白扇(ハクセン)”〉
右が大
左が大
今回、ハサミを動かしてみたけれど動かさないとどうもケチっぽい不良のような画像になってしまうためでした。 オッチャン煙くれヤッ!!
ハクセンシオマネキが手を振っているのは和歌浦の三段橋周辺 三段橋は県内最古(1651年頃)の石橋で、紀州藩主の徳川頼宣(1602~1671)が父家康の慰霊のため建立した権現山東照宮から母の追善供養のため建立した妹背山(和歌浦内の小島)の多宝塔に渡るための堤を繋ぐ三つの石橋です。 布引側からみると位置関係がわかりやすそうです。 和歌山の橋のページへ