根っこがすごい(チガヤ)


 白い綿毛が揺れるチガヤ
背丈がこんくらいだと可愛いくて風情があるのですが、しばらく草刈りを怠けていると腰以上の高さになって大変です。
チガヤは草の生えていない裸地に最初に出現するいわゆるパイオニア植物の一つで
何年か経つと他の草に替わるものですが、
毎年草刈りを絶やさなかったことで、チガヤが維持されてきたと思われます。

昨年から、ここにサツマイモを植えてみようということで耕してみたのですが、
20cmほど地下は蜘蛛の巣状に根っこが、掘り取ると地下茎は相当な山になりました。
そして、1週間後にはちぎれた根っこから芽が出てきています。
 だから、イモ畑が草(チガヤ)に埋もれています。
チガヤの由来はたくさん生える事から千茅(チガヤ)

                
若い穂が赤紫に染まって見えるので血茅(チガヤ)、
若い穂が甘いので乳茅(ちがや)などの諸説があるようですが、
私は、普通のカヤ(ススキ)より葉っぱが柔らかいので稚萱(チガヤ)かなと思っていました。
また秋にも葉が紅くなるのも関係あるかもしれません。
今回草引きに苦労させてもらったので、チッと舌打ちしたい萱です。


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