リスニング(イタドリ)

 
タケノコみたいな中空の若い茎を折るとポンッと音がするので、
スカンポ
とも呼ぶ地方が多いようですが・・・、
 和歌山の中・南部ではその音がゴンとかパチッとかリスニングされるのでしょうか
ゴンパチ
と呼ばれているイタドリです。

 生でも食べられますが〔( ̄* ̄ ) スッパ〜〕、さっと湯に通すと皮が剥きやすく、出し汁をかけると美味しく食べられます。
もちろん、葉っぱもたべられ、イタドリハムシ〈下段右〉さんの大好物です。
    

  
〈左:雄花 右:雌花〉
夏の終わりには白い花をたくさん付けます。小盆栽の鉢植えにしているのも見かけます。
観賞用として19世紀にイギリスに渡ったのですが、
春にポンポン収穫しても、地下茎が残っていればすぐに再生する丈夫な植物で
現在イギリスで最も破壊的なゴンたくれ(暴れん坊)侵略的外来生物に指定されるイタドリです。

イタドリの花はこっちだと思われていますが、これは実、

〈花より大きく華やかでキレイです。〉

そして、春には水車遊び、また秋には硬くなった茎で杖や笛を作ることもできます。
笛は音色だけじゃなく見た目もキレイです。

日本ではゴンたくれ〈暴れん坊〉ではなく、とっても生活に密着した植物のゴンパチです。
   

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