ロボットの乾電池(ヒキオコシ)
植物を煎じて飲む漢方薬は、だんだん効いてくる遅効性のものという感覚。 しかし、速効が期待できそうな名前が付けられているのが、 ヒキオコシ(別名延命草)でしょう。 倒れた人を引き起こして歩かせるなんて、これ以上強烈で強引な薬はニトログリセリンぐらいしか思い付きません。 〈名の由来は、弘法大師が山道で倒れていた山伏にこの絞り汁を飲ますとたちどころに元気になり、また旅を続けることができたことから〉
マタタビもヒキオコシと同じように、 これを食べれば、電池の切れた旅人が又、旅が続けられるという効能が名前となっています。 花が咲く頃のマタタビは葉っぱの一部が白くなっているので、すぐ見つけられます。
〈猫にマタタビといいますが、マタタビに含まれるマタタビ酸が猫の脳を麻痺させるらしいです。〉
弘法大師開山の高野山には、 このような薬を飲まずにコケたままの植物もあります。 それが コウヤノマンネンゴケ(高野飲まんねん転け)と言われています。 〈ホントは高野の万年苔=立ってます〉 青花の検索のページへ 白花の検索のページへ 苔の仲間の検索のページへ シソ科の検索のページへ