アッ!!(マムシ)

一升瓶に入れられたハビ捕まってから3日経っています。
〈和歌山ではマムシをこう呼びます。たぶんハム(咬む)からの転訛〉

緑色の瓶なので黒く見えますが、ずいぶん赤っぽいハビです。
今回選抜されしハビにとっては生まれて初めての経験ですが、
このあとハビ酒(マムシ酒)のため焼酎風呂に入ります。

赤マムシドリンクでその効能は想像するとおりマムシ酒は強力な精力剤であるということらしい、また打ち身などに擦り込むと一夜にして回復し、悪性のはれものやおできに効くといわれます

山男に押さえ込まれたマムシ君は、腹の掃除のため、水を浸したペットボトルのなかでしばし静養です。
山男がハビを見つけると何を置いても追っかけて捕まえるのは、ハビ酒を造るためではなく、次に遭遇したときに咬まれないようにするための対策とか。

〈今回ご協力いただいたのは、某公社のOさんと某森林組合のIさん
私一人ではコワイのでハビ酒つくりはこれきりです。〉

釣り針のように鋭い毒を分泌する牙。この先から毒をだして相手を麻痺させます。
ハビの毒はアミノ酸の一種で口から飲んでも全く毒が無く、ホルモンバランスを良好にしてくれるらしい。
目と鼻の間に赤外線を関知するビット器官と呼ばれるものがあって、獲物を捕らえるとのことですが、この画像でどこになるのでしょうか?

〈昔、捕まえたハビで毒牙を指差して、ウンチクを述べていた先輩が、突然アッ!!刺さった!!ということが・・・。〉

琥珀色の「マムシ酒」の完成です。

〈試飲ご希望の方は「木の薫る夜の店」へ〉


下画像は山男と一緒じゃなかったので、撮影だけで命拾いしたハビ達です。
 

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